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スマトラ沖地震・HBSスリランカ・津波被害緊急支援室
HBSスリランカ第二次支援活動レポート

かけがえのない体験

妙深寺 柴山

今回この活動に参加して本当に素晴らしい体験をさせていただいたと思っております。

これまで海外旅行や海外で暮らすという機会はありましたが、このような体験は初めてでした。

今まで大きな災害というものを経験したことのない私にとって、テレビから得る地震・津波等の災害の

情報、映像に対して正直言ってあまり実感がわかないというのが本音でした。ですが、今回は実際に被害にあった人に接し、話を聞き、現場を見て、テレビで見たときとは違う被害のすさまじさだとか、現地の人の生の生活とかを実感できたこと。そして、地震国日本に暮らしている私達にとってそれが決して他人事ではないということを改めて認識することができました。また、だからこそ常にご信心を持って生きなければならないこと。そしてそれができることのありがたさにも気付かされました。

もう一つは、スリランカ現地の人達とご信心を通じて交流できたということ。一緒にお看経をあげたときの一体感。また、ご信心という共通の考え方をもった人達が海外にもあんなにたくさんいて、お互い仲間として会うことができ、これからも協力していこうと考えられたこともかけがいのない体験だったと思います。

ただ、反省すべき点もありました。現地のご信者と交流する機会をいただいたにもかかわらず、ご信心について深く語り合うことができなかったことです。限られた時間の中多くの人と交流したいと思うあまり、自己紹介と世間話が精一杯で、ご信心についてどう考えているか、日々の生活の中でどのようにご信心にふれているのか、聞きたかった肝心なことをゆっくりと話すことができませんでした。

しかし、今回はお互い交流の第一歩であったと考え、これからのHBSの活動にこの体験をつなげていけたらと思います。この体験を伝えることで、今回参加できなかった日本のご信者の方々にも、今後スリランカのご信者とふれあうきっかけになるよう、お役にたてればうれしいです。

最後に、今回の活動に参加させていただいた福岡御導師、滞在中いろいろとお世話になった他寺院の方と妙深寺のメンバー、また、この機会を与えてくださった御法様に深く感謝申し上げます。


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